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2021年07月02日(金)

『99.9%は幸せの達人!』

以前からタイトルが気になっていた本を休みの日に集中して読んでみました。
 
『99.9%は幸せの達人!』

どんな内容なんだろうと思いませんか。

昨年売れた本ですので、目にされた方もいらっしゃるかもしれません。
「幸せの素人」というワードはあまり耳にすることも口にすることもないので、このワードにとても興味を惹かれました。
 
この本の中で特に興味深かった章は「努力する気がなければ 結婚してはいけない」
今、婚活を頑張っているあなた、これから婚活をしようと考えているあなたなら、益々気になりますね。
 
結婚した方が幸せなのか、結婚しない方が幸せなのか・・ 
独身時代がやや長くなってしまった方ほど考えてしまうテーマです。
最先端の研究から「結婚と幸福度の関係」を調べた結果は「結婚していない人より結婚をしている人の方が平均的には幸せな人が多い」との研究結果が多いそうです。
 
皆さんが婚活をしていく中で パートナーが見つかれば幸せになれるに違いない・・
結婚すればきっと幸せになれるような気がする・・
と思っているとすれば、それはちょっと甘い考えです。
 
実は、結婚したこと自体に幸せを感じられるのは2~3年、恋愛ホルモンは3年でほとんど分泌されなくなるからだそうです。
恋愛ホルモンが出なくなった後は「安定感」や「安心感」に幸せを感じることに移行していきます。
 
では恋愛ホルモンが出ている3年が過ぎたらどうすれば「安定感」「安心感」に裏付けられた幸せ感をキープできるのでしょうか?
そこにはそれなりの努力が必要になってくるということです。幸せをキープするのはまさに「努力次第」なんですね。
 
結婚生活は慣れたら終焉の始まり・・何となくわかるような気がします。
慣れに抵抗するための努力がそこに必要になってきます。
 
慣れないこと、つまりいつも新鮮な気持ちで接するためにどんな努力ができるのか?

言わなくてもわかってくれるなんて幻想は持たず
恥ずかしがらずに感謝の言葉を言う
たまには好きなお菓子を買ってプレゼントする
言葉と態度にすること・・
が実に大切になってくると書いています。

「そんなことわかっています」と言いたいところですが、実際には余程の意識付けと努力がないと続かないことだと思います。
例外的に8年経っても幸福度が低下しなかった男性の例が文中にありましたが、その男性はパートナーを旅行に連れて行ったりイベントを共有したりと、うまくいく人はそれなりの努力をしているということですね。
 
この本の著者のお一人、星 渉さんはお互いをわかるために1か月に1度パートナーとミーティングを持ちましょう、と提言しています。
いろんなことのすり合わせをしながら最後はお互いへの感謝の言葉で締めくくるのがキーポイントだそうです。


牧師先生からも新郎新婦に向けての提言の中で同じようなことをお話しされています。
  • 相手を受け入れ、相手を変えようとしないこと
  • 愛を伝え続けること
  • お互いをほめること
  • 上手に喧嘩して 相手を許すこと
  • お互いの想いをしっかり伝えあうこと
努力する覚悟があるという方は次にどんなお相手と結婚すると幸福度が高くなるのでしょう? 
婚活をスタートする最初のヒアリングで、どんな方と結婚したいですか?と会員様にお聞きすると「性格が合う人」という答えが頻繁にあがります。

日本の離婚理由の第1位は「性格の不一致」です。
でもこの本によると性格が合っているかどうかは幸福度には関係がないと言い切っています。
 
性格ではなく「価値観の一致」こそがもっとも幸福度に近いこと、ご夫婦やパートナーの性格をかえるのは難しいですが、価値観を一致させる方が圧倒的に簡単です。
もちろん性格も価値観も一致しているとそれは最高ですが、優先すべきは「価値観の一致」です。
 
お付き合いをしている間に「価値観が自分と似ているかな」という観点で話をしていくことが必要ですが、その時点で一致していなくても、一致していける努力がお互いできるお相手かどうかが大事だと思います。
 
お相手探しでは是非「価値観」の合うかどうかを一つのポイントに探してみて下さい。
 
 
「99.9%は幸せの素人」 作者:星 渉、前野 隆司

2021/07/02 14:39 | 婚活情報

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